2013年1月11日金曜日

インフルエンザについて



 今年もインフルエンザ流行の到来です。今年度はノロウイルスなどの急性胃腸炎が年末から流行し、インフルエンザの流行は少し遅れて1月中旬からの印象があります。

 インフルエンザはかかったことのある方も多いかと思います。特徴は急な高熱、だるさ、節々の痛みといった全身症状が強いことです。

 大抵の方は5日程度で後腐れなくよくなります。

 一方で、65歳以上の高齢者、妊婦、乳幼児の方、心臓、肺、腎臓、肝臓などに基礎疾患がある方、ステロイドなどを内服している方は、インフルエンザにかかると肺炎等を併発し重篤化する危険性が高いと言われています(インフルエンザのハイリスク群と呼びます)。病気になった際の予備能が低いためと考えられます。

 この点をふまえ、インフルエンザの予防と治療について説明します。

 誰だって、インフルエンザにはかかりたくありませんし、人にうつしたくありません。すぐにできて効果が高い予防法は、「手洗い」「マスク着用」「休養と栄養」です。インフルエンザは、咳やくしゃみ、手に着いたウイルスからうつります。体力が弱っていると発症しやすくなります。

「インフルエンザワクチン」は“有効”です。

 ただし、ワクチンをうってもインフルエンザにかかる人がいます。うたなくてもかからない人もいます。このことから、ワクチンは効果がないからうたないとおっしゃる方もいます。これは車の運転をする際に、自分は事故を起こさないからシートベルトはしないという理屈と似ています。シートベルトの目的は事故を起こした際に大きな怪我や死亡を予防する事です。インフルエンザワクチンも同様で、特に高齢者や基礎疾患を持っている方に対しては、“重症化や死亡を予防する効果”があります。

 次に治療についてですが、例えば35歳男性で特に基礎疾患のない方がインフルエンザにかかっても、5日程度で後腐れなくよくなるのが通常です。自宅で休養して、解熱剤などで熱苦痛を取ることが治療戦略となります。タミフル等の抗インフルエンザ薬は必須ではないのです(飲むと1日程早くよくなります)。
 
 一方で、インフルエンザのハイリスク群の方は、重症化の危険性が高いので、タミフル等で治療をした方がよいだろうと言われています。もちろん、お熱の出る病気はつらいものです。知識は知識としてもっていただき、つらいときは最寄りの医療機関を受診してください(インフルエンザでない事もありますし)。

 以上、季節性インフルエンザについてでした。

2013年1月3日木曜日

Air Displayを購入


手持ちのiPadを2つ目の外部ディスプレイとして利用可能なアプリ。


wifi環境下で利用可能。画面間のタイムラグはほとんど気にならない。
iPadに、手持ちの資料やwebを描出しながら、原稿を書く事ができる。
ノート型パソコンなど、画面が手狭な環境では大変重宝する。
850円。


横で資料を見ながら、原稿書けるのではかどる。
こんな便利なアプリがあったとは。